書籍タイトル
はじめての統計学
著者
鳥居泰彦
出版社
日本経済新聞出版
ジャンル
ビジネススキル本
購入はこちら
評価 ★5つ評価
評価:★★★★ 星4/5つ
統計検定2級の勉強をする際にお世話になりました🙇
公式の教科書では、全くわからなかったのですが、こちらを読んで理解できました!
この本がなければ、合格できていなかったと思います🙏
コメント
読書のきっかけ
統計検定2級の勉強をする際に、公式の教科書を読んでも全くわからず、途方に暮れていました。
様々なブログや合格体験記を見て、こちらの本がおすすめされており、購入しました。
感想
多くの方が、ブログや合格体験記で紹介していた評判通りでとてもわかりやすく、難解な部分も理解できました。
はじめは統計検定2級の公式の教科書で勉強していたのですが、文系には難しく、こちらの本で勉強しました。
公式を暗記するだけでは、合格できないので、概念を理解しつつ、公式を覚えるということが必要です。
この本の帯に「暗記するな!考える力をつけよう」と記載されていますが、まさにその通りです。
この本では公式だけでなく、なぜそうなるのかという部分が丁寧に記載されています。
公式の本を読んでもわからなかった、YouTubeや勉強サイトを見てもわからなかったという方はこちらの本で一から勉強してみて欲しいです。
対象読者
- 統計検定2級を受験する方
- 統計検定2級を勉強しているが、挫折しかけている方
統計検定2級合格体験談
文系で数学は高校生以来に勉強する私がどのようにして、統計検定2級に合格したのか記載します!
属性
- 文系法学部卒業
- メディア・広告・マスコミ業界にて、営業を3年
- 数学は高校1年生以来
統計検定とは?
- 「統計検定」は、統計に関する知識や活用力を評価する全国統一試験です。
「統計検定」とは、統計に関する知識や活用力を評価する全国統一試験です。問い合わせ: 統計検定センターhttps://www.toukei-kentei.jp/exam/
2級のレベル感
検定種別 | 試験内容 |
---|---|
統計検定1級 | 実社会の様々な分野でのデータ解析を遂行する統計専門力 |
統計検定準1級 | 統計学の活用力 -実社会の課題に対する適切な手法の活用力 |
統計検定2級 | 大学基礎統計学の知識と問題解決力 |
統計検定3級 | データの分析において重要な概念を身に付け、身近な問題に活かす力 |
統計検定4級 | データや表・グラフ、確率に関する基本的な知識と具体的な文脈の中での活用力 |
統計検定 統計調査士 | 統計に関する基本的知識と利活用 |
統計検定 専門統計調査士 | 調査の実施に関する専門的知識の修得とデータの利活用 |
統計検定 データサイエンス基礎 (DS基礎) | 具体的なデータセットをコンピュータ上に提示して、目的に応じて、解析手法を選択し、表やグラフで表現する能力 |
統計検定 データサイエンス発展(DS発展) | 数理・データサイエンス教育強化拠点コンソーシアムのリテラシーレベルのモデルカリキュラムに準拠した内容 |
統計検定 データサイエンスエキスパート (DSエキスパート) | 数理・データサイエンス教育強化拠点コンソーシアムの応用基礎レベルのモデルカリキュラムを含む内容 |
- 大学基礎課程(1・2年次学部共通)で習得すべきことについて検定を行います。
- (1) 現状についての問題の発見、その解決のためのデータの収集
- (2) 仮説の構築と検証を行える統計力
- (3) 新知見獲得の契機を見出すという統計的問題解決力 について試験します。
- 1~4級以外にも調査士やデータサイエンスの資格もあります(かなり実務より)
テスト内容
- 統計検定2級のテスト範囲は統計検定3・4級の内容に加え、以下の内容を含みます。
- 1変数データ(中心傾向の指標、散らばりの指標、中心と散らばりの活用、時系列データの処理)
- 2変数以上のデータ (散布図と相関、カテゴリカルデータの解析、単回帰と予測)
- 推測のためのデータ収集法(観察研究と実験研究、各種の標本調査法、フィッシャーの3原則)
- 確率(統計的推測の基礎となる確率、ベイズの定理)
- 確率分布(各種の確率分布とその平均・分散)
- 標本分布(標本平均・標本比率の分布、二項分布の正規近似、t分布・カイニ乗分布、F分布)
- 推定(推定量の一致性・不偏性、区間推定、母平均・母比率・母分散の区間推定)
- 仮説検定(p値、2種類の過誤、母平均・母比率・母分散の検定[1標本、2標本])
- カイニ乗検定(適合度検定、独立性の検定)
- 線形モデル(回帰分析、実験計画)
- 電卓持ち込み可(もはやないと死にます、、☠️)、CBT方式(PCで受けてその場で合否が出る)
- 出題形式:4~5択の選択形式
- 合格点:60点/100点(35問程度出題)
- 合格率:49.1%(2023年)
合格期間
勉強期間は約4.5ヶ月です。当初の目標は3ヶ月で合格だったのですが、時間がかかってしまいました、、
また、3回不合格で、4回目でようやく合格できました!
私は超初心者なので、統計検定4級の勉強から始めました。
4級と3級はテストは受けずに、過去問を解いて合格ラインに達していれば、合格とみなして次の級に進むというやり方で進めました!
- 1ヶ月目:4級の教科書を1周し、過去問を合格。3級の勉強に取り掛かる。
- 2ヶ月目:3級の教科書を1周し、過去問を合格。2級の勉強に取り掛かる。
- 3ヶ月目:2級の教科書を読むものの、全くわからず他の教材で勉強する。過去問も2周ほどする。
- 3ヶ月の最後に受験。100点満点で47点(合格点は60点)と惨敗
- 4ヶ月目:新たに別の年度の過去問を購入し、勉強。
- 4ヶ月目の2週目に2度目の受験。59点(合格点は60点)とあと一歩で不合格。
- 4ヶ月目の3週目に3度目の受験。54点と合格から遠ざかる。
- 5ヶ月目:過去問はすでに5周ほどして暗記していたので、ネットに転がっていたチートシートで全体的に総復習。
- 5ヶ月目の2週目に4度目の受験。70点とようやく合格!🌸
つまづきポイント
- ギリシャ文字が読めない(μとかσとか)
- まずはギリシャ文字を覚えることから始めました。笑
- 統計検定2級では数式にギリシャ文字が登場するので、読み方と意味をセットで覚えます。
- 微分積分がわからない
- 高校2年以降、数学を履修していなかったので、微分積分がわからず苦労しました。。
- 超基礎的な部分だけ勉強して、難しい問題は捨てました🗑️
- 勉強すればするほど、こんなの実務で使うのか?という難問が出てくる
- これが意外とやっかいでした。難しすぎてこんなの使うのか?という考えも出てきて、モチベーションに影響しました。
- Excelで一発なのに、母平均の推定を手計算で求めるとかとか
感想
- 正直難しすぎて、二度と受けたくないです、、笑
- 会社から資格のお祝い金をもらえるのですが、1万円しかもらえず、教材代だけでもマイナスでした、、涙
- 仕事として、実務に生かせるかと言われると半々くらいかなというのが感想です。
- そのまま生かせる内容は少なく、やっとスタート地点に立ったみたいな感じです。
- 新卒・中途の応募条件で統計検定2級が必須の会社があるなど、データの道に進みたいなら必須スキル
- とにかく過去問が大事!ほぼ同じ問題も出ます!
- 以下のCBT対応版であれば、解説もしっかりしているので、教科書としても使えます!
内容サマリ
暗記をするな、考える力をつけよう。
数学が苦手な人でも読みこなせるように、基礎知識から丁寧に解説した統計学のワークブック。
練習問題を解いていくうちに次第に高度な知識を身につけることができます。
対象範囲
- 標本分布の特性
- 確率と確率分布
- 一様分布と正規分布
- 標本平均の分布と母平均の推定
- t分布と母平均の推定
- χ2分布と母標準偏差の推定
- 仮設検定
- 相関分析
- 回帰分析
まとめ
これから統計検定2級を受けようという方にはぜひ読んでいただきた一冊です!
下手な本を読んで、数学アレルギーになる前に、この本通してきちんと概念を理解することおすすめします。
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