学校ではなく、ホームスクーリングで学んだオードリー・タン。
その思考法・学習法やこれからの未来を語る!
学校に行かず、独学で学ぶ?
「不登校」という言葉にはネガティブな印象を持たれることが多いですが、学校以外で学ぶ選択肢も存在します。
その一つが「ホームスクーリング」です。台湾の元デジタル担当大臣オードリー・タンも、学校に通わず独学で学び成功を収めました。
本書では、彼女が実践した学びの方法や独学で大切な思考法について詳しく紹介しています。
学校に通わない学び方に興味がある方におすすめの一冊です!
評価 ★5つ評価
評価:星★★★ 3.5/5
コメント
読書のきっかけ
オードリー・タンという人物に興味があり、どんな人なのか、どんな考え方を持っているのか気になったので読んでみました!
感想
自分の知らない世界があり、とてもおもしろかったです!
オードリー・タンの思考に触れることができて、日々アップデートされるデジタル社会での学びや学習に対する考え方を知ることができました。
おすすめの箇所
この本を読んで、私が特におすすめする箇所を紹介します!
- 独学で大事なことは孤独にならないこと
- 1人で学ぶ独学において、「孤独にならないことが最も重要」である。
- 独学を選んだものは普通の学生以上になんらかのコミュニティに属したり、活動に参加したりして、孤独に陥らないようにする必要がある。
- 大人になってから資格などを学習しようとすると、1人で黙々と勉強しがちであるが、孤独にならないように同じ志をもったものとの関わりを大事にするべきと感じた。
- 学生にとっては、学校が唯一のコミュティになってしまわないように、いかにして学校以外のコミュニティ作りを手助けできるか大事と感じた。
- デジタル社会において、知識を独占することはできない
- 自分の知識やアイデアを隠して独占しようとする人がいるが、デジタル社会において知識を自分だけのものにしておくことはできない。
- 知識やアイデアを公開し、より多くの人が関与することで、より多くの価値を生み出す。
- 仕事で何かいい情報やアイデアを思いついても、独占せずにアイデアを共有し、ブラッシュアップしていくのがよいと感じた。
本の紹介
著者の紹介
オードリー・タン(Audrey Tang)は、台湾出身の政治家でありプログラマー、また革新的な思想家として広く知られています。以下に彼女の特徴や経歴を簡単に紹介します。
10代で学校を辞め、IT業界で活躍を始めました。Perlなどのプログラミング言語の開発に貢献し、オープンソースコミュニティで有名になりました。
シリコンバレーで働きながら複数のスタートアップ企業に関与し、ソフトウェア開発の分野で実績を積みました。
2016年、蔡英文政権下で台湾初のデジタル大臣(Minister without Portfolio)に就任。史上最年少(35歳)の閣僚となり、オープンガバメントやデジタル民主主義を推進しています。
タイム誌やフォーチュン誌で「世界を変える100人」や「最も影響力のあるリーダー」として評価されました。
出版社
かんき出版
本のジャンル
自己啓発
内容サマリ
オードリー・タンの学びと働き方から得るヒント
新しいテクノロジーが次々と生まれ、劇的に変化する現代。オードリー・タンは未来を見据えた視点で、透明性とオープンな思考をシェアしています。「IQ160という数字も、人と比べるためのものではない」と語る彼女の姿勢は、人との比較から解放され、自分らしい生き方を追求する重要性を教えてくれます。
本書の内容
本書はオードリー・タンの学びと生活から、仕事や行動を見直すヒントを提供します。
• 情報の海を進む力: ネットからあらゆる知識が手に入る時代に、自分に必要な知識を見極める方法を探る。
• 独自の知識体系: 複雑化する世界の中で、彼女が築き上げた方法論に注目。
• 枠組みを壊す働き方: 学び方、本の読み方、コミュニケーションの取り方などを通じて、旧来の考え方をアップデートする。
オードリーの生き方は、情報過多な現代で自分の価値観を持ち、ぶれない生き方を実現するためのヒントに満ちています。混乱に流されることなく、未来を切り拓きたい人におすすめの1冊です。
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